2015.07.17カテゴリ|会計ハンドブック
一般的に3年~5年に一度は税務調査を受けます。
資料が整っており、質問にスムーズに回答すると調査は比較的早く終わるものです。
そのためにも事前の資料準備はとても重量な仕事となります。
① 原則として直前期以前3期間が対象なります。
3期間の総勘定元帳
〃 請求書(売上)控、経費の領収書控
② 会社の組織図
給与台帳に載っている人を確認します。
③ 金庫
金庫の中は整理しておきましょう。
金庫の中に多額の現金や社員の印鑑があると、思わぬ誤解を受けることがあります。
④ 在庫資料
決算書に計上されている在庫金額を証明できる棚卸計算表を用意しておきましょう。
⑤ 売上の期ずれ調査
決算期近くの取引を重点的に調査します。
決算期後に売上計上されたもののうち、決算期にかかわるものがないか進行期の請求書や納品書、 運賃等の資料から調査します。
⑥ 食事
調査官は通常、昼休みは一時退席するので食事の用意は不要です。
⑦ 契約書
株主総会・取締役会議事録、 家賃の賃貸借契約書はいつでもコピーして渡せる状態にしておきましょう。
⑧ 調査時間帯
調査時間 10:00~16:00
昼休み 12:00~13:00
⑨ 給与関連資料
扶養控除申告書、タイムカード、出勤簿
⑩ 調査官に対しては、常に協力的に仕事を進めましょう。お互いに気持ちのよい調査にして終了したいところです。